KTX・SRT・高速バスの予約方法:海外カードで買うコツ
外国人旅行者が韓国の高速列車と都市間バスを予約する方法を解説。KORAILのアプリ、レールパス、慶州・全州・江陵への行き方も紹介します。
都市間移動の3つの方法
韓国の都市間移動は、大きく分けて、高速列車、在来線、都市間(高速)バスの3つです。高速列車は、KORAILが運行するKTXと、別の運営会社のSRT。どちらも快適で時間に正確、大都市間ならバスより速いのが普通です。一方バスは、路線によっては安く、本数が多く、列車が行かない場所にも届きます。
済州島だけは鉄道がないため、国内線がもっとも速い手段です。Korea Trip Mapで扱うそれ以外の地域は、列車とバスで十分に回れます。以下の所要時間は目安ですので、予約時に最新の時刻表を確認してください。
KTXとSRT、使う駅の違い
KTXはソウル駅や龍山駅などから出発し、釜山、全州、南東方面へ向かう路線を走ります。SRTは、ソウル南東部の水西駅から出る似た高速列車で、行き先は限られます。宿が江南など南側ならSRT、旧市街の近くならソウル駅のKTXが便利なことが多いです。乗る駅を間違えるのは典型的な失敗なので、出発駅は必ず確認してください。
目安の所要時間です。ソウル〜釜山は高速列車で約2時間半。ソウル〜全州は1時間半から2時間。ソウル〜江陵は、東海岸の高速列車で約2時間。ソウル〜慶州は、KTXで新慶州駅まで約2時間、そこから旧市街までバスかタクシーで30分前後です。列車によって停車駅が違うことがあるので、チケットの到着駅を必ず読んでください。
釜山〜慶州は短い移動で、列車かバスかによって1時間強。駅へは市内の交通機関でも行けます。日本から釜山へはフェリーでも入れるので、釜山を起点に慶州、ソウルへと北上するルートも組めます。フェリーの運航状況は変わるので、事前に確認してください。
海外カードで予約するには
KORAILには英語など外国語のウェブサイトとアプリ(KORAIL Talkなど)があり、駅名で検索し、座席を選び、オンラインで決済できます。海外のVisaやMastercardは基本的に使えますが、カード会社が海外決済を許可していること、場合によっては請求先住所の登録や本人認証が必要です。決済できなかったら、別のカードを試すか、少し時間を置いてやり直してください。画面は変わるので、案内に従って進み、KORAILの公式ページで最新の手順を確認しましょう。
SRTには専用のサイトとアプリがあり、外国語対応は限られているので、お持ちのカードとスマホが使えるか、事前に確かめておくと安心です。アプリがうまくいかなければ、KTXで代わりになる路線も多いです。もう一つの方法は駅の窓口や券売機で買うこと。主要駅は英語対応があり、係員も旅行者に慣れていますが、混雑時は行列になります。日本の旅行予約サイトや現地ツアー系サイト経由でチケットを手配できる場合もあります。手数料や条件を確認して選んでください。
決済後は、アプリかメールにチケットが届きます。多くの列車では紙の切符の受け取りが不要で、スマホのQRコードで乗れます。駅での受け取りが必要な場合は、予約確認にその旨と期限が書かれています。予約番号とパスポートは手元に。
レールパスは得か
KORAILは外国人旅行者向けのパス(KRパスなど)を販売していて、指定日数のあいだ、多くのKORAIL列車に乗れます。得かどうかは、長距離の乗車回数次第です。ソウル、慶州、釜山を回る5日間なら、予定している区間の運賃を合計して、パス代と比べてください。パス所持者でも座席指定が必要だったり、一部の列車で指定席が制限されたりすることがあります。
長距離の列車に乗るのが数回だけなら、個別にチケットを買うほうがたいていお得です。パスの内容や条件は毎年のように変わります。購入する前にKORAILの公式サイトで最新情報を読み、信頼できる販売元からだけ買いましょう。
高速・都市間バスと、予約のタイミング
都市間バスと高速バスはよい代案になります。ターミナルは広く、英語表示があり、当日にカウンターや機械で買えることも多いです。プレミアムやデラックスのバスは座席が広く、長距離でも楽です。列車が行かない場所へ行けるうえ、時にはバスのほうが速く簡単です。バスの予約サイトやアプリは韓国語のみのことが多いので、窓口と翻訳アプリを使うのが現実的です。
週末、桜や紅葉のシーズン、旧正月や秋夕(チュソク)の前後は、予約開始と同時に取るくらいの気持ちで早めに。人気の高速列車は、かなり前から満席になります。平日は当日でも買えることが多いです。
駅には発車の20〜30分前には着くようにしましょう。大きな駅は広く、ホームを探すのに時間がかかります。列車は時刻どおりに出発し、乗り遅れると新しい切符が必要になることもあります。運賃と時刻は変わるため、出発前に公式ページで確認してください。
日本からの旅行者向けの補足
日本の新幹線と比べると、荷物置き場は、座席上の棚のほか、車両の端にあるスペースを使います。大きなスーツケースの置き場所は限られているので、混んでいる列車では、通路側や車両の端の席を選ぶと楽です。
指定席の変更や払い戻しには、出発前の期限や手数料のルールがあります。日本の「えきねっと」などと同じ感覚で気軽に変更できるとは限らないので、予約時にキャンセル条件を確認してください。また、車内では検札があることもあるので、QRコードの画面をすぐ出せるようにしておきましょう。
日本語の案内については、主要駅には日本語を話せる係員がいたり、観光案内所に日本語の案内があったりすることがあります。困ったときは、韓国観光公社の旅行者向け電話(1330)でも、日本語での案内を受けられます。ただ、体制は時期で変わりますので、最新情報をご確認ください。
日本の新幹線では、駅弁を買って車内で食べるのが旅の楽しみですが、韓国の高速列車でも、駅の売店やコンビニで軽食や飲み物を買って乗り込む人が多くいます。キンパやサンドイッチ、コーヒーなどが手に入りますが、においの強い食べ物は周りへの配慮から控えめにするのが無難です。長距離バスは、休憩所(サービスエリア)に途中で停まることがあり、トイレや軽食の時間が取られます。降りた場所と出発時刻を覚えておき、乗り遅れないようにしてください。