仁川空港から市内へ:電車・バス・タクシーと深夜着の対処法
仁川国際空港からソウル市内へ行く空港鉄道(AREX)、リムジンバス、深夜バス、タクシーの選び方と、金浦空港に着く場合や深夜に到着した場合の注意点をまとめました。
まず、到着するターミナルを確認しましょう
仁川国際空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあり、どちらに着くかによって電車やバスの乗り場が変わります。どのターミナルを使うかは航空会社と便によって決まり、運用が変わることもあるため、航空券の予約情報や航空会社の最新案内で確認しておきましょう。2つのターミナルの間は無料のシャトルバスで結ばれ、どちらにも空港鉄道の駅があるので、間違えても修正は可能ですが、思わぬ時間のロスにつながります。
空港は、ソウルの西にある島にあり、長い橋で本土とつながっています。市内までは、どの手段でもおおむね1時間前後です。ただし、これはあくまで目安です。バスやタクシーは、ラッシュ時の渋滞や事故で所要時間が大きく延びることがありますが、電車は毎日ほぼ同じ時間で走ります。以下では主な手段を紹介しますが、時刻表と運賃は変わるため、空港公社や鉄道会社の公式の案内で最新のものを確認してください。
手段1:空港鉄道(AREX)
最も時間が読みやすいのが空港鉄道です。ソウル駅まで停まらずに走る直通列車と、各駅に停まる一般列車の2種類があります。直通列車は第1ターミナルからソウル駅まで約45分、第2ターミナルからはもう少しかかります。一般列車は金浦空港や弘大入口(弘大)などを経由してソウル駅まで約1時間かかりますが、料金が安く、地下鉄と同じ交通系カードで乗れます。
宿泊先がソウル駅や明洞、旧市街の周辺なら、直通列車でソウル駅まで行き、短いタクシーか地下鉄に乗り換えるのが簡単です。弘大、麻浦、金浦周辺に泊まるなら、一般列車でほとんど乗り換えなく着きます。そのほかのエリアでは、途中の駅で地下鉄に乗り換えます。地図アプリが乗り換えを案内してくれるので、ソウルでは迷いにくいのですが、スーツケースを持っての階段移動はラッシュ時にはなかなか大変です。
運行は早朝から夜遅くまでで、24時間ではありません。夜の最終電車は午後11時台から深夜0時前後になるといわれており、遅い時間の到着便では電車に乗れないことがあります。到着当日の最終電車の時刻は、必ず公式の案内で確認してください。
手段2:空港リムジンバス
電車に次ぐ選択肢が空港バスです。ソウル中心部、江南、明洞、弘大、ソウル駅など、主要なホテル街へ番号付きの路線で運行しており、ホテルの近くに停まるものも多くあります。座席は快適で、荷物は座席の下の荷室に入れられるので、階段や乗り換えを避けたい方に向いています。料金は一般列車より高く、タクシーより安いのが一般的ですが、路線によって異なり、変更されることもあります。
切符は、到着ロビーのチケットカウンターで買えるほか、路線によっては交通系カードも使えます。カウンターで宿泊先に近いバス停を聞けるので、ホテルの名前と住所を韓国語で表示できるようにスマートフォンに保存しておくと便利です。乗り場はターミナルの外にあり、路線ごとに番号が決まっています。切符の番号の表示に従って、荷物を預ける前に運転手さんか表示で確認しましょう。
欠点は渋滞の影響を受けやすいことです。夕方のラッシュ、連休の週末、高速道路の事故で、予定の何倍も時間がかかることがあります。時間に余裕のない予定があるときは電車のほうが確実ですが、すいている時間帯でホテルが路線沿いにあるなら、バスが最も楽な選択になります。
手段3:タクシーと予約制の送迎
3、4人のグループや荷物の多い旅行者、深夜の到着には、タクシーが便利です。到着ロビーを出た乗り場に並ぶ正規のタクシーに乗り、市内中心部までの料金は電車やバスよりかなり高くなります。高速道路の通行料はメーターとは別にかかり、深夜には割増料金も加わります。大型のワゴンタイプや高級タクシーもありますが、料金は高めです。到着ロビーで声をかけてくる白タクは利用せず、正規の乗り場を使うのが安全です。
ホテルや旅行サイトを通じて、予約制の送迎車を手配する方法もあります。値段が事前にわかり、運転手さんが到着ロビーで待っていてくれるのが利点です。予約の際は、到着ターミナルと運転手さんへの連絡方法が確認できるようにしておきましょう。4人で乗るなら、電車の4人分の運賃と大差がないこともあります。
配車アプリも使えますが、空港の乗車地点がわかりにくかったり、アプリによっては韓国の電話番号や決済方法が必要だったりします。最初の移動をアプリに頼るのは避け、まずは正規の乗り場から乗るのが安心です。
羽田から金浦空港に着いた場合
羽田空港からの便は、ソウル市内に近い金浦空港に到着することがあります。金浦空港からは、地下鉄5号線と9号線、空港鉄道が使えるので、市内へのアクセスは仁川空港より簡単です。ホテルが弘大や麻浦にあるなら空港鉄道の一般列車、汝矣島や江南方面なら9号線が便利なことが多いので、地図アプリで検討してください。到着時刻にもよりますが、市内まで30分前後の目安で行ける場所も多く、短い旅行にはうれしいポイントです。
深夜に到着したときは
日本からの便には夜遅い到着もありますが、午後11時を過ぎると選択肢がせばまります。空港鉄道は夜間は運休し、深夜バス(Nで始まる番号が多い)かタクシー、または空港近くのホテルに頼ることになります。深夜バスは数が少なく、江南、ソウル駅、東大門など主要な拠点を結ぶ路線が中心で、全ての宿泊エリアに行くわけではありません。ターミナルによって乗り場や時刻が異なります。
最もシンプルなのは、深夜割増を覚悟してタクシーに乗ることです。宿泊先が深夜バスの停留所の近くなら、バスもよい選択肢です。そのほか、空港近くか仁川のホテルに1泊し、翌朝に電車で市内へ向かう方法もあります。非常に遅い時間の到着なら、深夜のタクシーよりも安く済むことが多く、翌日に仁川の見どころを回ることもできます。
ホテルには、レイトチェックインが可能か、事前に確認しておきましょう。便名を伝えておけば、遅延にも対応してもらいやすくなります。フロントが24時間ではない小規模な宿もあるため、出発前にメッセージを送っておくと、深夜に鍵が開かないという事態を防げます。
支払い、交通系カード、到着後の準備
韓国の交通系カード(T-moneyなど)は、空港鉄道、市内バス、地下鉄、多くのタクシーで使えます。空港バスは路線により対応が異なります。到着ロビー周辺のコンビニや機械で購入、チャージできますが、日本のクレジットカードがすべての機械で使えるとは限らないので、初日のために少額のウォンの現金を用意しておくと安心です。詳しくは交通カードと支払いのガイドをご覧ください。
ネットの接続も到着前に準備しておきたいところです。日本で申し込んだeSIMやWi-Fiルーターを使えば、空港に着いてすぐ地図アプリや翻訳アプリを使えます。
まとめると、いちばん安くて時間が読めるのは一般列車、ソウル駅まで速いのは直通列車、大きなホテルへ直接行くならリムジンバス、グループや深夜到着ならタクシーです。どの手段でも、ターミナル、最終電車の時刻、渋滞の状況を事前に確認してください。時刻表、運賃、路線は変わるため、最新の情報は空港や鉄道会社の公式サイトでご確認ください。