慶州旅行ガイド:新羅千年の古都を巡る歩き方
慶州は、新羅の都として約千年にわたって栄えた古都です。市街の真ん中に草に覆われた王陵が丘のように並び、花畑の中には石の天文台、夜には灯りに包まれた池が浮かびます。古代には朝鮮半島と日本のあいだで、仏教や工芸、技術の往来がありました。そうした縁を思いながら歩くと、街ぜんたいが野外博物館のように感じられるはずです。見どころは5つのエリアに分けています。大陵苑・皇理団キル・市街中心部は徒歩で回れる中心地で、古墳群、瞻星台、校洞村、月精橋、夜の東宮と月池が集まります。仏国寺・石窟庵・普門湖には世界遺産の二つの寺院と湖畔の散策路、慶州ワールドがあります。南山・南西部は松林と石仏、静かな古墳が点在し、東海岸・甘浦では文武大王陵や漁港を訪ねられます。北部郊外は良洞村と玉山書院で、氏族の村と儒教の学び舎を見学できます。
ソウル駅からはKTXで約2時間、釜山からも高速鉄道で行けます。到着駅は慶州駅(旧・新慶州駅)で、市街までは市内バスかタクシーを使い、30分前後が目安です。市街中心部は徒歩やレンタサイクルで回れますが、海岸や南山、北部は、タクシーかレンタカーが現実的です。GoogleマップだけでなくNAVERマップやカカオマップも入れておき、メニューにはPapagoを使うと便利です。
古都ではありますが、街の雰囲気はのんびりしていて堅苦しくありません。韓屋カフェやベーカリーが並ぶ路地を歩き、小腹がすいたら皇南パンや黄金十ウォンパンをつまむ、そんな気楽な散策が似合います。夕方からは瞻星台や東宮と月池のライトアップが始まり、昼とは違う顔を見せてくれます。
季節ごとの楽しみもあります。3月下旬から4月上旬は木蓮と桜、秋は仏国寺や玉山書院の紅葉がおすすめです。夏の午後は暑いので、昼は海や博物館、夜に夜景という組み立てが快適です。冬は人が少なく、東海の日の出が冴えます。料金や営業時間、バスの路線は変わることがあるため、出発前に最新の情報を確認してください。